鳥人間コンテスト2025 ― 人力飛行の夢、新ルールと歴史的瞬間

「鳥人間コンテスト(Japan International Birdman Rally)」は、読売テレビ主催の人力飛行機大会で、1977年から琵琶湖で開催。自作の人力飛行機で空を飛び、人間の挑戦と工学技術を結ぶ夏の風物詩です  。

2025年大会のポイント

開催概要

  • 開催日:2025年7月26日・27日、滋賀県彦根市・琵琶湖 松原水泳場  
  • エントリー数:人力プロペラ機部門 14チーム、滑空機部門 17チーム  
  • ライブ配信:YouTubeで英語字幕付きライブ配信(アーカイブ非公開)。技術・特別コメンテーター(鈴木正人さん、大木祥資さん)が登場  
  • 事前イベント:EXPO2025会場では、人力飛行機の歴史展示やフライトシミュレーターを体験できる特別展を開催(7月23日〜25日)  

新ルール:空のマラソンコースへ

2025年、人力プロペラ機部門には最大飛行距離ルール(42.195 km、マラソンと同じ距離)が導入されました。これまでの70 km超の記録更新は不可能となり、大会戦略が一変  。

  • 複数チームが最大限飛行した場合は、飛行時間の短さで順位が決まるタイムトライアル方式に転換  。

2025年 大会結果

2025年大会は、7月26日〜27日に開催され、9月3日にテレビ放送(読売テレビ)されました  。

人力プロペラ機部門 結果

  1. 大阪大学 飛行機制作研究会 albatross — 15,473.51 m
  2. 大阪工大 人力飛行機プロジェクト — 11,804.81 m
  3. 大阪公立大学 堺・風車の会 — 10,643.68 m  

滑空機部門 結果

  1. 上智大学 Flying Turkeys — 452.64 m
  2. 東京理科大学 鳥人間サークル鳥科 — 433.02 m
  3. 日本大学生産工学部 津田沼航空研究会 — 403.43 m  

単なる記録の更新ではなく、挑戦する姿・チームの絆・技術の進歩を映し出す大会であることを、改めて強く印象づけた2025年大会。琵琶湖の空は、これからも若者の夢と情熱を乗せて羽ばたき続けるでしょう。

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