
石川真佑14得点、冷静な試合運びで3-0ストレート勝利
2025年8月29日、バンコク。世界バレー女子決勝トーナメント初戦、日本代表は開催国タイとの一戦を制し、セットカウント3-0(25-20、25-23、25-23)で勝利。大会序盤での最大の山場を越え、堂々とベスト8に進出した。
戦況の詳細
- 第1セット
序盤は互角の展開。しかし石川真佑のスパイク成功率65%が光り、25-20で先取。 - 第2セット
タイのクイック攻撃に苦しむが、島村春世のブロック3本と佐藤淑乃のサーブで逆転、25-23。 - 第3セット
最大3点ビハインドから終盤で6連続得点。和田由紀子のバックアタックと宮部藍梨のブロックポイントが勝負を決定づけた。
戦術分析
- サーブ戦術:日本はコート深部に速いサーブを打ち込み、タイの速攻を封じた。
- ブロックシステム:石川・島村の2枚看板が中央を固め、タイの得意なCクイックを25%に抑制。
- ラリーの持久力:20本を超えるラリーでの得点率は日本が65%と優位。
勝因とチームの成長
石川真佑の得点力に加え、控え選手も要所で貢献。「誰が出ても勝てるチーム」を体現した。中田監督は試合後、「逆境で崩れない。これが今の日本の強さ」と語った。
次戦・オランダ戦へ
準々決勝の相手は世界ランク8位のオランダ。高さとパワーを武器にする相手に対し、日本は「サーブで崩し、速い展開に持ち込む」ことが鍵となる。メダル獲得に向け、いよいよ正念場だ。
読者へ
会場の熱気、歓声、そして選手の汗が輝く瞬間。日本は今、2010年以来のメダルへと突き進んでいる。次戦も歴史の目撃者となろう。

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