
161キロ&魔球スプリットで“60発ローリー”を3球三振 敵地どよめく
◆ 中1日での異例登板、それでも堂々の0封
米大リーグ・ドジャースの 佐々木朗希投手(23) が、現地26日(日本時間27日)のマリナーズ戦で鮮烈なリリーフ登板を披露した。
先発からわずか中1日。通常、先発投手は 最低でも中4〜5日 の休養を取るが、佐々木は異例のタイミングで7回のマウンドへ。
それでも動じることなく、 1回無失点・2奪三振 と完璧に抑え込み、敵地セーフコ・フィールドを騒然とさせた。
◆ 最速161キロ、敵地を震わせる剛速球
この日の直球は最速で 100.1マイル(約161.1キロ) を計測。
マウンド上から放たれた剛速球は、球場の電光掲示板に「100」の数字が点灯するたび大歓声を呼び、そのたびに観客がざわめいた。
佐々木は直球だけでなく、スプリット、スライダーを自在に操り、わずか15球で1イニングを片付ける圧巻の投球を見せた。
◆ 60本塁打男・ローリーとの「3球勝負」
最大の見せ場は、今季 60本塁打を放っているカル・ローリー との対戦だった。
1球目――スプリットで大きな空振り。
2球目――再び鋭く落ちる球で追い込む。
そして3球目――速度を落とした 85.8マイル(約138キロ)の魔球スプリット。
ローリーは反応したが、バットは空を切った。
わずか3球で三振。
ローリーが悔しそうにベンチへ戻る姿に、スタジアムは一瞬静まり返り、その後大きなどよめきに包まれた。
◆ 米メディア「魔法のような球」
アメリカのメディアもすぐさま反応。
試合後のレポートでは、佐々木のスプリットを 「魔法のようなボール」「バットに当てることすら不可能」 と称賛。
SNS上では
- 「161キロを投げて、次の瞬間に魔球を投げられる投手は世界で唯一」
- 「中1日でこれ? 人間じゃない」
といったコメントが次々と投稿され、トレンド入りするほどの盛り上がりを見せた。
◆ 中1日で無失点継続 新たな可能性
この登板で、佐々木は 直近2試合連続で無失点。
先発だけでなくリリーフでも結果を残したことで、 ドジャースにとって新たな起用法の選択肢 を広げることとなった。
特にシーズン終盤、ブルペン陣の疲労が蓄積する中で、佐々木の存在は大きい。
チームにとって “第2の切り札” としての価値も浮かび上がりつつある。
◆ 日本から世界へ、挑戦は続く
大谷翔平に続いてメジャーの舞台に立った佐々木朗希。
剛速球と魔球スプリット を武器に、異例の中1日登板でも結果を出した。
その姿は、ただの「若手有望株」ではなく、“次代のMLBスター”として歴史を塗り替える存在であることを証明している。
161キロ×魔球スプリット――。
この日生まれた伝説のような投球は、シーズン終盤に向けた大きな布石となるだろう。

コメント