
つつ球場騒然、ファンから心配と安堵の声 復帰は慎重に判断へ
2025年9月9日夜、エスコンフィールド北海道を静寂とざわめきが交錯させる衝撃のアクシデントが起きました。北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦、8回の攻撃中、近藤健介選手(ソフトバンク)のバットが打球直後に折れ、鋭い破片がベンチ方向へ飛来。日本ハムの八木裕打撃コーチ(60)の左側頭部を直撃しました。
直撃の瞬間、球場は騒然
一瞬の出来事に観客席から悲鳴が上がり、ベンチ内も騒然。八木コーチはうつむきながらトレーナーに支えられ、ふらつく足取りでベンチ裏へ下がりました。選手たちの表情にも動揺が見え、場内は重苦しい空気に包まれました。
意識ありも、脳内に出血と腫れ
球団発表によると、八木コーチはすぐに札幌市内の病院へ搬送。診察時には意識があり、会話も可能でしたが、精密検査で脳内に一部出血と腫れが確認されました。医師団は「命に別状はないが、頭部への強い衝撃であり慎重な経過観察が必要」と説明。およそ1週間の入院加療を見込んでいます。
新庄監督「今日は八木さんのことが心配」
試合後、日本ハムの新庄剛志監督は通常の囲み取材をキャンセル。「勝敗よりも八木さんの無事が第一。今日はそのことしか考えられない」と沈痛な表情で語りました。球団も「コーチの回復を最優先とし、復帰時期については医師の判断を踏まえて検討する」との声明を発表しています。
ファン・選手の声
- 観客席では「直撃の瞬間が目に焼き付いて離れない」とショックを受けた声が。
- SNS上では「本当に怖かった」「命に別状がなくてよかった」「一日も早い回復を」といったコメントが相次ぎました。
- 選手の間からも「他人事じゃない。誰にでも起こり得ること」と安全対策の必要性を訴える声が聞かれました。
稀だが消えないリスク
折れたバットによる負傷はプロ野球でも極めて珍しいケースですが、過去にも観客や関係者に破片が飛び込む事故は報告されています。リーグ関係者は「安全対策を再点検する契機になる」とコメント。今後、バットの材質やベンチ配置などについて議論が広がる可能性があります。
まとめ
- 9月9日の日本ハム対ソフトバンク戦で八木裕コーチが折れたバットの直撃を受ける。
- 意識はあり会話も可能だが、精密検査で脳内出血と腫れを確認。約1週間入院へ。
- 新庄監督は取材対応を見合わせ、球団は「回復最優先」と強調。
- ファンや選手に衝撃と心配が広がる一方、無事が確認され安堵の声も。
- 今後、NPB全体での安全対策の見直しにもつながる可能性あり。

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